うつ病になって目が覚めた!

人生を考えるきっかけとなったうつ病。残りの人生をエンジョイするための気づきのヒントを皆で共有しましょう。

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病気で苦しい時に重大な決断をしてはいけない

      2015/02/15

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「うつ状態の時は、重大な決断はしてはいけない」とよく言われます。例えば、今後の人生に重大な影響をおよぼすような離婚・離職・借金・引越しなどが該当するかと思います。

このことは、お医者さんからおそわったり、病気の本に書かれていたりするので、比較的有名な教訓です。

では一体なぜ重大な決断をしてはいけないのでしょうか?私なりにちょっと考えてみたいと思います。

理由1.うつの時は拷問状態

うつ病で苦しんだことのある方なら分かってもらえると思いますが、うつを患っている時は実際に”肉体的に苦しい”のです。この苦しさを表現するのは難しいですし、人によっても様々だとは思いますが、私の場合は”胸を常に圧迫されているような苦しさ”でした。肉体的に苦しいため、本当に動けませんし、逃れることもできません。

このような拷問状態で、正常な判断は無理でしょう。なんとしてもこの苦しみから逃げる方法はないか、と思うのが普通です。そのため、少しでも苦しみが軽減されると思われる選択肢を最優先で決断してしまいます。たとえそれが、非効率で不経済な選択肢であってもです。

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理由2.事実を客観的にとらえられない

少し哲学的になってしまいますが、人間の意思決定の過程は、事実発生⇒事実認識⇒事実解釈⇒意思決定というような流れになります。このうち「事実発生」はどんな人にも同じ事象として発生しますが、「認識」「解釈」は個人によって差異が生じます。うつ状態の人は、この「認識」「解釈」がひどくねじ曲がってしまいがちです。

例えば、「同僚二人が会話をしているのを見た」という事実に対して、一般の人なら「仕事の話をしているのだろう」などと考える場合でも、うつ状態の人は「私のミスに対して悪口を言っているに違いない」と極端に解釈してしまうのです。
そのため、通常時ではありえない意思決定を、本気でしてしまう恐れがあるのです。

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理由3.自分を責めてしまう

「自分が無能だから、周囲に多大な迷惑をかけている」、「私なんて存在している意味がない」などと否定的な考えをもつ人が少なくありません。自身の肉体を傷つけてしまう場合もあります。結果、自分を犠牲にする誤った決断をしてしまう事があります。

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周囲がこのことを理解しておく重要性

以上の事から考えると、『うつ状態の時は重大な決断をするべきではない』というのはもっともな教訓です。

しかしながら、重大な決断をしないためには、自分自身が現にうつ状態に陥っている事を自覚している必要があり、さらに、この教訓をしっかりと守る強い意思が必要になります。実際には難しい事かもしれません。

そのため、うつ病患者が誤った意思決定をしないためには、家族や上司が、この事を理解して、フォローしてあげることが実は重要だったりします。

 - うつ病克服日記

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